フリーランスの質量分析屋を目指す人と知り合った

先日、ある質量分析装置メーカーに勤めている知り合いから、私と同じ様にメーカーを退職して独立し、フリーランスの質量分析屋(コンサルタント)を目指している人がいるから会って話しをしてやって欲しいと頼まれました。

 

私に連絡するように伝えたところ、早速その方からメールが来て、少し前にお会いして話しをしてきました。職務経歴などを聞いたところ、LC/MSGC/MSの経験はかなり豊富と言う事と、独立して1人でやっていこうと思った動機が、私の場合ととても良く似ていると言う事から、その人の仕事に協力する事にしました。

 

少し前のブログに書きましたが、4月から受託分析の会社を新たに始めるので、その非常勤スタッフとして、主にLC/MSの分析を担当して頂く事にしました。その会社のオーナー(株主)にも、既に会って頂きました。また、その会社を始めると、私自身は今の仕事を少し減らさざるを得ないため、エムエス・ソリューションズに来たご依頼の一部を、その方にお願いする事も出来ると思って期待しています。

 

ただ、今の私の仕事は、LC-MS装置が使えたりメソッド開発が出来たりするだけでは全く不十分で、誰に対しても原理原則に基づいた正しい情報を論理的に説明できるだけの理論武装をしている必要があります。もちろん、豊富な経験も必要です。LC/MS分析士の過去問を少しやって頂きましたが、原理原則の部分がまだまだ足りていない事が分かりました。これから、頑張って勉強して貰います。私と同じレベルで仕事が出来るようになるのは、当分先かな。

 

私の仕事って、完全にバッティングする競合相手がいない分、仕事そのものが業界に認識されていないと言う問題を抱えています。同じ仕事をする人が増えれば、知名度が上がります。そして、何と言っても、業界に必要な仕事だと思っています。大企業では対応できない小さな仕事をコツコツとこなす事で、質量分析全体の底上げに繋がります。本当は、大企業が皆その部分(自分達では出来ない事が結構ある)を認識して、自分達に足りない部分に対して私達に協力を仰いでくれると良いのですが、大企業の人ってやっぱりプライドが高いので、自分達で全部出来てると思い込んでいるんです。そんな事あり得ないのに。

 

同じ組織に居なくても、将来は競争相手なる可能性があっても、後輩を育てるのは先に行っている者の務めだと思います。一日でも早く、一人前のフリーランス質量分析屋に育てたいです。

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
E-mail: tyutaka@ms-solutions.jp
http://www.ms-solutions.jp/
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