トリエチルアミンを添加した移動相条件におけるLC/MS分析

極性が高い核酸及び核酸塩基を逆相分配クロマトグラフィーにより分析する際、イオン種を溶離液中に添加する ことでイオン結合により中性のイオン対を形成して保持を向上させることがあります。核酸分析の場合は、イオン対形成用の塩基性移動相としてトリエチルアミン(TEA)、酸性移動相として1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパ ノール(HFIP)を用いることが一般的です。しかし、TEAは塩基性度が高すぎるために、正イオンで検出する場合、 イオン化抑制を起こすと考えられます。核酸はリン酸基を有するためにLC/MSではNegative-ESIの使用が一般的ですが、Positive-ESIでも検出する事が可能です。試料として核酸塩基のアデニル酸(AMP), アデノシン二リン酸 (ADP), アデノシン三リン酸(ATP)を使用して、ソルナックチューブで溶離液中のTEAを除去して正イオン測定 を行った例を紹介します。

 

TEA_核酸塩基

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
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