LC/MS用脱塩チューブ情報

ソルナックチューブ、ハマるところにはハマる

今年に入ってから、実際には2月からですが、同じお客様から立て続けに4回ソルナックチューブをご注文頂きました。

ソルナックチューブは、不揮発性移動相を用いたLC/MSを可能にする消耗品で、リン酸塩や不揮発性のイオン対試薬、TFAなどを移動相に添加した時の、イオン化抑制による検出感度の低減やイオン源の汚染を低減する効果があります。

salnac tube

 

不揮発性緩衝液は基本的にはLC/MSには使えない。これは基本的なことではありますが、LC分離の観点からどうしても使いたい!

 

そんなときに、ソルナックチューブはお役に立てると思います。

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
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ソルナックチューブ自動切換え装置試作完了

LC/MSで不揮発性緩衝液の使用を可能にするソルナックチューブの自動切換え装置を開発しました。

開発を担当したのは、浜松医科大学発ベンチャーである株式会社プレッパーズです。

 

DSC_1788

装置前面

 

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チューブ切り替え駆動部

 

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チューブラック

 

ソルナックチューブは、PTFEチューブに独自開発したイオン交樹脂を詰めたもので、基本的には1分析毎に交換します。

この装置は、ソルナックチューブの交換を自動で行うためのものです。

チューブラックにソルナックチューブを100本装填し、分析毎に自動で切り替えます。

近日中にLC-MSとしての動作確認や評価を行い、製品化する予定です(特許出願済み)。

 

 

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ソルナックチューブの自動切換え装置

不揮発性緩衝液やイオン対試薬をLC/MSに使用可能にする”ソルナックチューブ”、基本的に1分析に1本使用するため、今までは分析のために交換する必要がありましたが、現在チューブの自動切換えを行う装置を試作中です。早ければ今月中に完成する見込みです。完成したら、またお知らせします。

 

 

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リン酸緩衝液を用いたLC/MS受託分析完了!

リン酸緩衝液を用いたLC/MSの受託分析を、エムエス・ソリューションズで受けてプレッパーズで実施しました。

条件はリン酸アンモニウム、50 mM以上の通常より高濃度の条件でしたが、目的の未知成分ピークのマススペクトルが得られました。

 

ソルナックチューブにはCFAN, OOAN, CFOOの3種類があります。CFANは陽陰両イオンを吸着するタイプ、OOANは陽イオンだけ吸着するタイプ、CFOOは陰イオンだけ吸着するタイプです。今回はリン酸アンモニウム条件だったので、リン酸だけ除去すればよく、CFOOを用いる事が出来ました。アンモニウムイオンは、60 mM程度であればそのままESI-MSに導入しても問題ありませんので。今回使った条件がリン酸ナトリウムやリン酸カリウム系だったら、結果が得られたかどうか分かりませんでした。リン酸ナトリウムやリン酸カリウム系の場合はCFANを使う必要があり、NaイオンやKイオンを除去する時に、一緒に目的成分も吸着してしまった可能性があると言う事です。目的成分の陽イオン性が低ければ、NaイオンやKイオンと一緒に吸着してしまう事はありませんが、これはやってみないと分かりませんので。

 

リン酸塩緩衝液を用いる場合、これは勿論目的化合物に依りますが、リン酸ナトリウムやリン酸カリウム系をリン酸アンモニウムに変更しても、分離挙動は変わらない事が多いです。これは、リン酸側の緩衝能が支配的である場合が多いためです。

 

ちなみに、

 

”リン酸アンモニウムならそのままESI-MSに導入しても大丈夫なのでは?”

 

と思う人がいるとすれば、それは大きな間違いです。リン酸アンモニウムはESIに対して非常にイオン化効率が高いので、そのまま導入してしまうと、余程濃度の高い成分でない限り、イオン化抑制を起こして検出されなくなるでしょう。また、リン酸が後々にまでコンタミしてしまい、あとのイオン源クリーニングに途轍もなく長い時間がかかります。

 

エムエス・ソリューションズでは、独自に開発したソルナックチューブを広く使って頂くために、プレッパーズと協力して不揮発性緩衝液条件でのLC/MS受託を積極的に受けています。ご興味あれば、是非お問い合わせください。

salnac tube

 

 

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トリエチルアミンを添加した移動相条件におけるLC/MS分析

極性が高い核酸及び核酸塩基を逆相分配クロマトグラフィーにより分析する際、イオン種を溶離液中に添加する ことでイオン結合により中性のイオン対を形成して保持を向上させることがあります。核酸分析の場合は、イオン対形成用の塩基性移動相としてトリエチルアミン(TEA)、酸性移動相として1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパ ノール(HFIP)を用いることが一般的です。しかし、TEAは塩基性度が高すぎるために、正イオンで検出する場合、 イオン化抑制を起こすと考えられます。核酸はリン酸基を有するためにLC/MSではNegative-ESIの使用が一般的ですが、Positive-ESIでも検出する事が可能です。試料として核酸塩基のアデニル酸(AMP), アデノシン二リン酸 (ADP), アデノシン三リン酸(ATP)を使用して、ソルナックチューブで溶離液中のTEAを除去して正イオン測定 を行った例を紹介します。

 

TEA_核酸塩基

 

 

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不揮発性イオン対試薬を添加した移動相用LCMS脱塩チューブ

不揮発性の緩衝液をそのままLC/MSに導入できる、オンライン脱塩チューブ”ソルナックチューブ”ですが、

今年の5月に陽イオン交換タイプを発売開始し、最近陰イオン交換タイプの開発を行いました。

来週から行われるJASIS2019で試供品を配布します。また、期間限定の割引価格を設定しました。

ご興味ある方、弊社のブースへ是非お越しください。ブースNo. AB-65 です。

 

 

 

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