2018年

自分の時間を如何にしてお金に変えるか!

士業とかリーランスと言われる人達は、基本的には1人で“自分が動いてなんぼ”と言う仕事をしているので、自分の時間をお金に変えて生活していると言えます。そして私も、エムエス・ソリューションズという会社組織にはしていますが、1人の会社ですし売り上げの9割は質量分析コンサルティング関連なので、実態はフリーランスと同じだと思っています。

 

この記事に書いた様に、最近お金になる仕事件数が少ない割に、原稿料が殆ど入らない執筆依頼が多く、自分の時間をお金に変えられない日が増えてきています。

 

最近、会社のホームページに“お客様の声”と言うコーナーを新設しました。まだまだ一部の方からの感想を頂けているに過ぎませんが、ご依頼頂いた方はとても頼りにしてくれています。

 

また、この記事で書いた大学での研究サポートの案件では、装置の一寸した改造を含めたメソッド開発をしています。日本電子に居た経験から、一寸装置を弄る事は何でもないですし、装置パラメーターに関しても、普通のユーザーがメーカーのエンジニアの方からトレーニングで教わる範囲を超えて動かします。今までよりも結果がかなり早く出ているようで、教授はかなり頼りにしてくれています。

 

 

社会のお役に立てる仕事をしていると言う自信はありますが、中々結果に結びつかない状況が続く中で、最近になってふと“空いている時間で日雇いのバイトでもしてみようか”と思い立って、先週と今週で各1日、時給1,050円の日雇いバイトを経験しました。まぁ、手っ取り早く時間をお金に変えた訳です。仕事内容は、書類の仕分けや並べ替えなどの単純作業、本当に誰にでも出来る簡単な仕事で、頭は殆ど使いません。本来の質量分析の仕事とは大違いです。

 

“頭脳労働にこそ価値がある”などと思っている訳ではありませんが、あの日雇いバイトの仕事は時給1,050円に相応しいと思いましたし、私本来の質量分析コンサルティングの仕事は、その10倍でも全然安いと思いました。自画自賛になりますが、それ程レベルの高い仕事をしていると言う自負があります。実際、時給に換算すると10,000円以上の料金設定にしています。日本全国を探しても、私と同じ仕事を出来る人は他に居ませんし、経験・技術・知識どれをとっても高くない料金設定だと思います。

 

日雇いバイトを経験してみて強烈に思った事は、“私がこの仕事をする事はなんて勿体ないのだろう”と言う事です。私は質量分析に関しては、間違いなく日本でトップレベルの経験・技術・知識をもっています。それを役立てない日がある事に対して、非常に勿体ないと感じた訳です。

 

私の経験・技術・知識をもっと広く社会に活用してもらうためには、様々なハードルがあります。そもそも質量分析コンサルタントと言う仕事やエムエス・ソリューションズと言う会社自体の知名度が低く、私の仕事が知られていません。また、この様な仕事を外部に委託すると言う文化が、日本の多くの企業には無いのだと言う事も感じています。

 

そして、ハードルの1つが“料金”にあるのであれば、思い切ってそれを下げてみようと思いました。自分を安売りするようで躊躇している面もありますが、近々新しい料金をホームページに掲載します。

 

日雇いバイトをする事に対して勿体ないと書きましたが、それが無駄な事だったとは思っていません。“百聞は一見に如かず”、何歳になっても、どんな事でも(人さまの迷惑になる行為でなければ)新たな経験をすると言う事があって良いと思います。

 

日雇いバイト、月に数日ですが暫くは継続してみようと思っています。継続できなくなるくらいに、本来の仕事が増えると良いのですが...

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
E-mail: tyutaka@ms-solutions.jp
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㈱情報機構主催LC/MS定量セミナーの講師割引

11月22日(木)、株式会社情報機構が主催するLC/MS,LC/MS/MS定量分析セミナーで講師を務めることになりました。

主催者から、講師割引の申込み用紙を頂いたので、ご興味ある方はご活用ください。

メールでご連絡頂ければ、PDFファイルをお送り致します。

情報機構セミナー案内_講師割引

 

 

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第3回LC/MS分析士二段試験解説書

またまた発刊されました。LC/MS分析士試験の解説書。

今回は、2014年度に行われた第3回LC/MS分析士二段試験の解説書です。

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基本的に出題者が自分の分の解説を執筆します。今回も、私は何問か分の解説を執筆しました。

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50問を大体6~7名ほどで作成しますので(今回は6名)、一人当たり8問平均です。

執筆だけでも、この記事に書いたように殆どお金にならないボランティア活動なのですが、原稿の査読会に参加して他の執筆者の原稿をチェックしたり、

他の査読者がチェックしてくれた自分の原稿を修正したりの作業もありますので、1冊仕上げるのにはかなりの労力を伴います。

 

LC及びLC/MS分析士試験の解説書の発刊予定は以下のようになっており、LC/MS二段試験についてはあと2回分残っています。

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ただし、4,5回目のLC/MS二段試験には確か関わっていなかったと記憶しているので、二段試験の解説書は私にとってはこれが最後になると思います。

 

税別で2,000円なので、専門的な書籍としてはかなり安いと思います。その分、私のような(事実上フリーランス)の者にさえ原稿料を支払ってくれません。

苦労して作製した本なので、分析士試験を受けなくても、LC/MSに係る多くの人に読んで欲しいです。

 

 

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大学での質量分析関連の国プロ研究サポートを始めて一ヶ月

9月から始めた東京以西の大学での国プロの研究サポートの仕事ですが、1泊2日で3回行って大分様子が掴めて来ました。質量分析計を使った研究で、私自身その装置自体を使うのは初めてなのですが(質量分析計本体は使った事がありますがフロント部分が初めて)、触れるパラメーターが沢山あって、なかなか触りがいのある装置です。

プロジェクトリーダーの教授からは、“弄れる範囲で色々弄って性能を向上させて欲しい”と言われています。最初、今までその装置を主に使っていた方に教わりましたが、納品時にメーカーエンジニアの方に教えてもらった範囲でしかパラメーターを弄っていないようです。追加部品等も試作して良いと言われているので、何点かは設計もしています。

先ずは感度向上、そしてシグナルの安定性向上。まぁ試してみないと分からない事が多いですが、結構良くなる雰囲気を感じています。装置を色々と弄る仕事は、やっぱり楽しい!

 

 

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質量校正(マスキャリブレーション)が上手くいかない例

先日、LC/MS技術指導で初めてご訪問したお客様の所で、23日質量校正が上手くいかないと言う問題が起きていました。担当者様は、かなり長いLC/MS経験をもつ方でした。質量校正試料は何回か作り直したとの事。

 

早速、操作しているとことを見せて頂きました。

 

質量校正試料のマススペクトルを見て、問題は直ぐに分かりました。質量校正試料以外の、夾雑物由来のイオンがメインピークとして観測されており、質量校正試料由来のイオンのピーク強度が低くなってしまっていて、システムがピークを認識できていなかったためです。

 

質量校正試料を見せて頂きましたが、プラスチック製の遠沈管で調製・保管されていました。プラスチック製品の全てが悪い訳ではありませんが、質量分析で使う事を想定していない製品が多いようで、内壁からの溶出物がしばしば問題になります。

 

今回も、今まで私が使った事が無いプラスチック製の遠沈管だったので、先ずそれを疑い、ガラス製のバイアルで再調製して頂いたところ、夾雑物由来のイオンは消失し、質量校正試料由来のイオンが綺麗に観測され、質量校正も問題なく行う事が出来ました。

プラスチック製品が質量分析に適しているか否かは、正直使って見ないと分かりませんが、プラスチック製の遠沈管なら私はこの製品は安心して使えます

 

 

 

相談されてから問題解決まで約2時間でした!

 

何日間もご自身で苦労せず、メーカーさんなり私の会社なりに相談して頂ければ、もっと早く解決したのにと思います。

 

こう言う問題を抱えながら質量分析計を使っている企業や大学って、表面化していないだけで結構あるのだと思います。問題を問題として認識できるか否かは、担当者にどれだけ経験があるか、もっている引き出しの数に依存してきます。経験の少ない人が質量分析計の担当をしている場合、無理に自分達だけで問題を解決しようとせず、私達プロに頼って頂きたいと思います。また、問題を問題として認識出来ていないケースもあると思いますので、私は“質量分析の棚卸”を提案しています。

 

 

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売れない小説家や漫画家のような生活

 

ここ数か月、売れない小説家や漫画家のような生活をしています(>_<)

 

日本分析化学会で認証している“液体クロマトグラフィー分析士”と“LC/MS分析士”ですが、それぞれ初段から三段まではマークシート方式の筆記試験があります。四段と五段は小論文と面接です。両分析士の各段位試験は、毎年1回ずつ行われています。そして、初段から三段までの最初の5回分については、問題の解説書を液体クロマトグラフィー研究懇談会(液クロ懇)の役員で執筆・編集しています。

これは、第一回のLC/MS分析士二段試験解説書です。

LCMS分析士二段試験解説書

 

問題の解説を執筆するのは、基本的には問題の出題者です。私は長年、液クロ懇で役員をやっており、役員の中で私以外には質量分析に詳しい人が少ないと言う事があり、LC/MS分析士の試験では今までに何度か出題者を務めてきました。そして、ここ数年、1年に1冊ないし2冊のペースで、過去に出題した問題の解説執筆の依頼が入ってきます。この依頼、お金になれば幾らでもウエルカムなのですが、残念ながら原稿料は殆ど頂けません! 高校生のアルバイト代より遥かに安いです。

 

一冊につき、78題分の解説原稿を書くのに、毎日書いている訳では勿論ありませんが、一ヵ月程はかかります。本来の仕事が順調に入りながらの、この種の書籍の執筆依頼が入ってくれば問題無いのですが、ここ数か月は本来の(お金になる)仕事の件数が少なく、会社の少ない売り上げは、全て社会保険やら年金やら税金やらホームページ作成費やらの固定費に消えていきます。4月以降、横市大の非常勤講師の謝礼が少し入ってきましたが、悲しいかな6ヵ月間会社からの給料を自分に支払っていない生活が続いています(ToT) 流石に生活が厳しくなってきた...

 

質量分析で社会のお役に立つ仕事をしていると言う自負はあるのですが、中々結果に結びつかないですねぇ...

 

“売れない小説家や漫画家のような生活”と書きましたが、そのような人達は今後売れる可能性がありますが、私が今書いている原稿は、お金にならない事が分かっていて書いていますから、ある意味更に悲惨ですね。とにかく今は、LC/MSのコンサルティングもソルナックチューブも、売り上げを上げるためにジタバタするしかありませんね。

 

 

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