2020年6月

プラスチック製レジ袋有料化

明後日(7/1)から、プラスチック製レジ袋の有料化がスタートしますね。

私は大分前から(なかなか毎回とまではいきませんが)、貰ったレジ袋を捨てずにとっておいて、再利用するようにしていました。あるいは、お昼ご飯など買ってから近くで直ぐに食べるような物の場合、そもそも袋を貰わずに済ませる事もあります。

 

「1枚5円だと毎日買っても365日で2000円に満たない額だから、エコバッグを購入して洗濯して使う事を考えたら1枚5円で買った方が安くあがる」

 

と言うような投稿を、何かのSNSで読んだ事がありますが、これはお金の問題ではないと言う事を理解する必要があります。

これは経済産業省のホームページからの抜粋です。

レジ袋有料化

 

個人的には、”海洋プラスチックごみ問題”に大きな関心を持っています。昨年の秋に、死んだウミガメの赤ちゃんの体内から大量のプラスチック片が見つかったという記事を読んでからです。ウミガメは、クラゲと間違えてプラスチック袋を食べてしまうと言う記事をよく見ますが、美味しそうなにおいがするからと言う報告もあるそうですね。

 

我が家は妻がハワイ好き(勿論私も!)で、たまに行くのですが、オアフ島でも東や北のビーチでは、普通に泳いでいてウミガメに会える事があります。人間の身勝手な行動で、海洋生物を苦しめて良い筈がありません。海洋プラスチックごみの問題は、国単位でなく世界レベルで考えなければならない事ですし、一人ひとりの意識と行動が重要だと思います。この問題の最大の原因は、海辺の町から出るプラスチックごみでしょうから、そのような地域で重点的に対策するのが最も有効だと思いますが、それ以外の国や地域でも、そもそもの原因であるプラスチックごみを減らす対応が必要だと思います。

 

私は、プラスチック製レジ袋の使用量削減に積極的に取り組みます。

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
E-mail: tyutaka@ms-solutions.jp
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リン酸緩衝液を用いたLC/MS受託分析完了!

リン酸緩衝液を用いたLC/MSの受託分析を、エムエス・ソリューションズで受けてプレッパーズで実施しました。

条件はリン酸アンモニウム、50 mM以上の通常より高濃度の条件でしたが、目的の未知成分ピークのマススペクトルが得られました。

 

ソルナックチューブにはCFAN, OOAN, CFOOの3種類があります。CFANは陽陰両イオンを吸着するタイプ、OOANは陽イオンだけ吸着するタイプ、CFOOは陰イオンだけ吸着するタイプです。今回はリン酸アンモニウム条件だったので、リン酸だけ除去すればよく、CFOOを用いる事が出来ました。アンモニウムイオンは、60 mM程度であればそのままESI-MSに導入しても問題ありませんので。今回使った条件がリン酸ナトリウムやリン酸カリウム系だったら、結果が得られたかどうか分かりませんでした。リン酸ナトリウムやリン酸カリウム系の場合はCFANを使う必要があり、NaイオンやKイオンを除去する時に、一緒に目的成分も吸着してしまった可能性があると言う事です。目的成分の陽イオン性が低ければ、NaイオンやKイオンと一緒に吸着してしまう事はありませんが、これはやってみないと分かりませんので。

 

リン酸塩緩衝液を用いる場合、これは勿論目的化合物に依りますが、リン酸ナトリウムやリン酸カリウム系をリン酸アンモニウムに変更しても、分離挙動は変わらない事が多いです。これは、リン酸側の緩衝能が支配的である場合が多いためです。

 

ちなみに、

 

”リン酸アンモニウムならそのままESI-MSに導入しても大丈夫なのでは?”

 

と思う人がいるとすれば、それは大きな間違いです。リン酸アンモニウムはESIに対して非常にイオン化効率が高いので、そのまま導入してしまうと、余程濃度の高い成分でない限り、イオン化抑制を起こして検出されなくなるでしょう。また、リン酸が後々にまでコンタミしてしまい、あとのイオン源クリーニングに途轍もなく長い時間がかかります。

 

エムエス・ソリューションズでは、独自に開発したソルナックチューブを広く使って頂くために、プレッパーズと協力して不揮発性緩衝液条件でのLC/MS受託を積極的に受けています。ご興味あれば、是非お問い合わせください。

salnac tube

 

 

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横浜市立大学でのZoom質量分析講義終了! 最終回はマススペクトル解析

少し前のブログで書きましたが、例年行っている横浜市立大学での質量分析の実習&講義が今年は新型コロナの影響でZoomを使って行い事になり、今日私の担当が終了しました。最終回の今日は、マススペクトルの解析。7種類の物質を準備して、例年は学生くん達に自ら測定して貰うのですが、今回はそれが出来ないので、昨年の学生くん達が測定したデータを使って、解析の説明をしました。

 

一例として、アントラセンのマススペクトルを以下に示します。

Anthracene

 

アントラセンの分子式はC14H10、ノミナル質量は178です。装置はMALDI-TOFMS、マトリックスは使わず、アントラセンの溶液を直接MALDIのターゲットプレートに滴下、乾燥・結晶化を経て、337 nmの窒素レーザーを使ってイオン化しました。アントラセン分子自身がこの波長の光を吸収して励起し、分子中の電子を1個放出してイオンになります。電子の質量は水素原子の質量の約1/2000なので、元の分子の質量と電子が1個取れたイオンの質量は殆ど変化せず、m/z が約178のイオンが検出されます。

m/z 179は、14個の炭素のうちの1個が同位体である13Cに置き換わった分子から電子が1つ取れたイオンで、13Cの天然存在比が約1.07%であるために、m/z 179の相対強度はアントラセン分子に含まれる炭素の数にほぼ等しくなります。

 

この様な事を、他の測定試料についてもつらつらと説明し、レポート課題を出して終了しました。今日も、解説中に10名程の学生くん達に色々と質問しましたが、みんな大体真面目に聞いていたみたいですね。まぁ、質問の内容は結構難しいので、すらすらと答えられる人はなかなか居ませんが、呼びかけても応答がない、つまりは繋ぎっぱなしで何処かへ行ってしまっている人はどうやら居なかったようです。こちらから呼びかけると、全員直ぐに返事を返してきました。

 

まぁ、私は一方的に話すだけでなく、指名して質問するのは皆さん分かっているので、途中で離席する人はいないでしょうけど。さて、私をこの講義の担当に推薦してくれた教授が今年度一杯で退官される予定で、この講義も今年度で終了するらしいと言う話を聞いています。正式には分かりませんが、無くなるとちょっと寂しくはなりますね。大変な事もありましたが、結構楽しかったので。

 

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使い終わったティーバックや出がらしの活用法!

今日は家で仕事! 質量分析の専門書の執筆活動中、今月中締め切りが一件、来月中締め切りが一件、年内締め切りの大作も一件あり、少しづつでも書いておかないと...

 

で、休憩中に何気なくネットを見ていたら、使い終わったティーバックの活用法として”庭に埋める”という記事がありました。フィルターは紙で出来ていると思うので多分分解しないでしょうから、フィルターを切って茶殻だけ埋める方が良いかも知れません。コーヒーの出がらしも天然の物なので、同様に土に帰るし、含有成分は良い効果をもたらしてくれそうです。

 

その他、お茶の出がらしを掃除に使うと言うのは大分前から知っていました。ただ、これはちょっと面倒なので、何度がやったことはあるのですが、土に埋めるだけなら面倒は無いですね。早速、さっき飲んだコーヒーの出がらしを庭に埋めてきました。ゴミの削減にもなるし、これは続けてみたいと思います。

 

 

 

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横浜市立大学の質量分析実習講義、今年はWebで!

今年で11年目になる横浜市立大学での質量分析実習講義、昨年までは4月~7月まで毎週金沢八景まで通っていました。

しかし、今年は新型コロナ騒ぎの影響で大学がほぼクローズ状態となってしまい、この実習講義はWebで行う事になりました。

対象は3年生約60名。例年6つのグループに分けて、質量分析2種類、赤外分光、液体クロマトグラフィーの計4種の実習を行っています。

 

4週間で1クールを3回、計12回大学に通っていましたが、今年はWebで3回のみで終わる事になります。ツールはZoomを使いました。

 

そして、先週1/3回(実習内容の概要説明)が終了しました。

 

私は一方通行の講義が好きじゃなくて、色々と学生くん達に質問をしながら進めるのですが、

 

それがWebで同じように出来るのか?

こちらからの問いかけに学生くんは応えてくるのか?

 

この2点を不安に思いながらやってみました。

結論から言いますと、なかなか良い感じでした。対面していないから気楽なのでしょうか?

例年私から質問しても黙ってしまって発言できない人がそこそこいるのですが、マイクを使える人は口頭で、マイク設備のない人はチャットで、皆スムーズに受け答えしてくれました。

 

”全くレスポンスが無くて、どうしたんだろ~?”って思う事が何度かある事を覚悟していたのですが、良い方への誤算でした。

 

例年特にプレッシャーをかけているつもりは無いのですが、人によっては私から質問されると”怖い”と感じたりするのかなぁ。。。

 

ただ一つ問題が。。。

講義初めて直ぐに、出席確認のためのツールにアクセスするURLとQRコードを示して、皆さんOKだと思ったのですが、少し遅れて入ってきた人がその情報を見れなかったらしく、あとからメールで問い合わせてくると言う事がありました。講義中でもチャットで伝えてくれれば良かったのに。。。

 

来週は、そーゆー場合にはチャットで伝えるように、最初に言わないとですね。

でも、それを言った時に居なかった人は聞いていないし、途中で何度もQRコードを示してあげるとか、そこまでやってあげる必要はないかなぁとも思うし。。。

初めての事なので、何が正解か、どうやったらより良いか、手探り状態でやっている感じです。

 

以前の記事で”オンラインセミナーは積極的にはやりたくない”と書きましたが、何度かやっているうちに慣れてきて、もう余り違和感はなくなりました。

 

来週は第二回目、本来であれば装置を使った実習です。当然出来ないので、先月大学に行って、操作の様子を動画や静止画に撮ってきました。

それを流しながら解説する予定です。自分で手を動かさないと分からない事って多いので、それを体験させてあげられないのは残念です(>_<)

 

 

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狭山丘陵三大富士塚巡りラン

富士塚とは、富士山信仰の形の一つとして、富士山に似せて作られた人工の山の事です。

私の普段のランニングコースである多摩湖周辺に3つの富士塚がある事を、このブログで知って、昨日ランで巡ってきました。この記事でも紹介されています。

 

多摩湖一周+αのコースで、狭山丘陵三大富士塚をめぐる事が出来ます。昨日のコースはこんな感じ。約18 kmでした。

富士塚巡りランマップ_20200607

 

狭山公園近くの友人宅を、ラン友さん2名と一緒にスタートして、時計回りに多摩湖を走ります。

 

最初は仙元富士、6 km地点の少し先、多摩湖自転車&歩道から車道を渡った反対側に入口がありました。案内とか無いですし、知らなければ”こんな所入って行こうと思わないよなぁ”という場所から入って行くと仙元神社の祠があります。何というか、とても良い雰囲気で、趣のある場所でした。祠の前にある石碑が、また良い感じでした。祠の裏側に、富士塚に登る道がありました。山頂からの眺望は殆どありません。

47386 47387 47388 47389 47390 47391

 

二番目は、9 km地点の少し先にある、狭山富士、玉湖神社の祠の裏側に登山道がありました。

47379 47380 47381 47382 47383

この山頂からの景色は素晴らしいです。狭山湖の一部が見えました。山頂の広さは、5人も上がれば一杯になってしまう感じです。

 

3つ目は、14 km過ぎの荒幡富士。荒幡富士は、多分今までに30回位は行っている馴染みの場所です。外見は、荒幡富士が最も富士山に似ていると思います。

47377 47378

 

仙元富士と狭山富士は今回初めて行ったので、狭山丘陵三大富士塚巡り、コンプリートしました。距離もゆるランに調度良く、多摩湖ランのオプションとしてとても良いと思います。

 

 

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