2021年3月

少年サッカーチームのラントレーニング、今年も開始!

毎年3月~11月まで行っている、近隣の少年サッカーチームの子ども達向けのラントレーニング、今年も毎週月曜日、近くの公園で始めています。

対象は現3年生以上。まだ6年生もいるので、3,4年と5,6年の2グループに分けて、隔週で行っています。

 

足が地面に接する時の地面からの反発を利用する(ランニングではそのエネルギーを推進力に変える)意識と動きは、ランニング以外にサッカーその他のスポーツの中でも役に立つので、今年は特に重点的にやるつもりです。YouTubeとかも使って情報を仕入れ、色々なメニューを考えて実施しています。でも、ボールを使わない動きをサッカーの子ども達に教えるのって、難しいですね。もう少し大きくなって、理解力がついてくると分かるのだと思いますが...

 

直ぐに出来なくても、先ずは意識させる事、意識した中で練習を繰り返し行う事が重要で、その先で、無意識に良い動きが出来るようになると思います。

結果を焦らず、今年もコツコツやって行きます。

 

現6年は今度の日曜日がチームの卒団なので、一応今日が朝ラントレーニングでは最終日でした。

中学生になっても元気で、サッカーも勉強も、楽しく過ごして欲しいと思います。

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
E-mail: tyutaka@ms-solutions.jp
http://www.ms-solutions.jp/
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MS/MS(タンデム質量分析)の動作原理や用語 その2

 

前回、MS/MSの種類を5つ挙げ、その中のプロダクトイオン分析について解説しました。プロダクトイオン分析は、未知化合物等の定性に用いられますが、今日は、プロダクトイオン分析と装置の動作原理は非常に似ていて、定量分析に用いられる選択反応モニタリング(selected reaction monitoring, SRM)について解説します。

SRMは、分析現場においては、殆どはQqQ-MSを用いて行われる手法です。原理的には、Sector-MSIT-MSにおいても実行可能です。ここでは、主にQqQ-MSによるSRMについて、その動作や用語について整理してみたいと思います。

SRMについて解説する前に、SIM(選択イオンモニタリング, selected ion monitoring)について確認しておきましょう。SIMは、Q-MSなどの電圧走査タイプの質量分析計において、主に定量分析に用いられる測定法です。Q-MSにおける印加電圧とイオンの安定振動領域の関係を図1に示します。

 

QMS 安定振動領域

1 Q-MSにおける電圧走査とイオンの安定振動領域

 

直流電圧と高周波電圧の比を一定に保ちながら、電圧走査線に沿って連続的に変化させると、イオンはm/zの小さい順に四重極を通過して検出器に到達し、マススペクトルとして記録されます。この電圧を連続的に走査する測定法を、スキャン測定と言います。一方、この電圧走査線に沿った変化を、連続的ではなく段階的に変化させ、特定のm/zのイオンのみQを通過させて検出する方法がSIMです。定量分析では何故SIMが用いられるか? それは、1つのイオンがQを通過し検出器に到達する時間を、スキャン測定よりも長く保つ事が出来、結果として多くのイオンを検出する事が出来るためです。

1から分かる通り、Q-MSにおけるスキャン測定では、あるm/zのイオンがQを通過する瞬間、他のm/zのイオンはQを通過する事が出来ません。例えば、m/z 500までの範囲を0.5秒でスキャンしてマススペクトルを測定すると、1つのイオンがQを通過する(1つのイオンを検出する)時間は、1 ミリ秒です。一方SIMでは、指定したm/zのイオンだけを通過させるため、例えば1回の測定で50 成分測定(1成分につき1つのイオンを検出)し、サイクルタイムをスキャンと同じ0.5秒に設定すると、1つのイオンを検出する時間は10 ミリ秒となり、単純計算でスキャンのときより10倍のイオン量を検出出来る事になります。

LC/MSの定量分析においてSIMよりSRMの方が多用されている理由、それはSRMの選択性の高さに他なりません。Q-MSの質量分解能は低く、SIMではm/z 1の範囲に含まれるイオンがQを通過します。つまり、分析種と整数質量が同じで精密質量の異なる夾雑物や、LCカラムで分離出来ない他の成分が存在していると、それらが分析種と一緒に検出されてしまう事になります。

SRMにおけるQqQ-MSの動作を図2に示します。先ずQ1SIMの設定にして分析種由来の特定のm/zのイオンだけを通過させ、そのイオンをqCIDによって開裂させ、生成したプロダクトイオンの中から1つまたは複数のイオンのみをQ2を通過させて検出する。即ち、Q2Q1と同様SIMの動作をさせる事になる。

 

 SRM

2 QqQ-MSにおけるSRMの装置動作

 

前述したように、Q-MSは質量分解能が低いため、SIMでは選択性が十分でないケースがある。しかし、Q1を分析種イオンと一緒に通過してしまうイオンがあるとしても、開裂によって生成したプロダクトイオンのm/z値まで同一になる可能性は低くなります。3種類のアミノ酸混合物の、SIMSRMにより得られたクロマトグラムの比較を図3に示します。標準試薬の混合物であるため、夾雑成分などは少ない筈ですが、SIMではベースラインが高く、他のピークが高く検出されているクロマトグラムもあります。一方、SRMでは各アミノ酸のピークが明瞭に検出されています。

 

SIM&SRMクロマトグラム

3 (左)SIMと(右)SRMのクロマトグラム比較

 

SRMは、QqQ-MSを販売している各メーカーではMRM (multiple reaction monitoring)と呼んでる場合があります。現場でSRMによる定量分析を行っている分析者の方には、MRMの方が、馴染みが深いかも知れません。日本質量分析学会が発刊しているマススペクトロメトリー関係用語集の第三版では、MRMよりSRMの使用を推奨していました。しかし最近第四版が発刊され、その中では、「選択するプリカーサーイオンとプロダクトイオンのm/z値の組み合わせは一組とは限らない。複数の組み合わせを選択する選択反応モニタリングを特に多重反応モニタリング(multiple reaction monitoring, MRM)と呼ぶ」と記載されています1)

SRMと言う用語も複数チャンネルの使用を制限されてはいませんので、複数チャンネルの場合はMRMを使うと言う説明は少し苦しい気がします。個人的には、「どちらを使っても良い」という説明でも良いと思いました。

 

引用文献

マススペクトロメトリー関係用語集、日本質量分析学会用語委員会編集、p.84 (2020).

 

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新型コロナ渦で良い事

新型コロナウィルス感染症拡大の影響によって、様々な行動が制限されています。

 

あれが出来なくなった、これが出来なくなった、と思っている人は多いですよね。私もそうです。

マラソン大会や少年サッカーの試合はことごとく中止になるし、青少年委員のイベントは出来ないし、オヤジソフトボールの練習もままならないし、毎週金曜日夜のソフトバレーの練習もできないし、それと、飲み会もなかなか...

 

でも、このコロナ過のおかげで、今までよりも沢山できるようになった事が1つあります。

 

それはテニス!

 

仕事で少し関係のある人が、職場のテニスコートを毎週予約して誘ってくれます。月に2~3回、参加しています。

 

テニスはもう30年くらい前、前職のスキー部仲間と、オフトレとして一時期集中してやっていた事がありますが、その後は1年に1回やるかやらないかって頻度でしかできず、最近でも週末は、ランニング、青少年委員や青少対のイベント、少年サッカー、ソフトボールなど、やる事が多くてなかなテニスをやる時間が取れませんでした。

 

でもここ1年、自分の中での週末優先順位の高い事が制限されているため、テニスをする時間が取れるようになりました。

1回2時間だけですが、毎回楽しいし、一寸ずつですが上達している感じがします。

 

これを機会に、自分の中でのテニス優先度が上がるかも!

でも他の事もやっぱりやりたいし、コロナが収まっても、もっと時間の使い方を上手くしてテニスも継続したいです♪

 

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